【ベトナム】ハノイひとり旅⑤ バインミー25
思い出したかのように、昨年末のハノイ旅の続きです。
3泊4日の旅程のなかでどハマりして唯一毎日食べたもの、それは
バインミー。
バインミーとは
ベトナムのサンドイッチのこと。サクサクのフランスパンに切り込みを入れ、レバーパテ、バターを塗り、酢漬けの野菜とパクチーなどのハーブ、肉類などを挟み、ヌクマム(ベトナムの魚醤)やチリソースを振りかけた超〜〜〜〜うまいローカルフード。
アジアでパン食って珍しいな、と思ったが、昔々ベトナムはフランスによる植民地支配を受けており、その影響でパン食文化が広がったそうな。
一般的にバインミーは、屋台などで気軽に食べることができるファーストフード的位置付けらしい。故に、道端にはバインミー屋さんがたくさんあった。
※ベトナムのフランスパンには米粉が配合されており、従来のフランスパンより柔らかく歯切れがとてもいいので食べやすい。パンだけでもおいしい。天才。
ハノイの「バインミー25(Banh Mi 25)」
そんな激うまバインミーを食べることができるお店のひとつが、
ハノイ旧市街地にある「バインミー25(Banh Mi 25)」
ご覧くださいませ、夜でもこの行列。
ガイドブックにはほぼ必ず掲載されており、さらにトリップアドバイザーでも上位にランクインしているので観光客に大人気。運よく、滞在しているホテルから歩いて5分程のところにあったので早速行ってみた。ちなみに、夕食を食べた後に行った。(食い過ぎ)
テイクアウトはもちろん、道路を挟んだもう1店舗内でイートインも可能。
(左側)
さすが人気店、欧米人や韓国人が多かった。店頭で注文し、その場で支払い・レシートをもらって自分が注文した分が出来上がるまでその場で待機。観光客御用達なので、オーダーを取る店員さんは英語が達者&めちゃ愛想がいい。だいたい1個150円くらい。
そして3日間通った。
想像以上の美味しさに感銘を受けた私は、帰国日までの3日間、毎日バインミー25に通った。全て、昼食or夕食を食べた後に買いに行ったので、私の中では「間食」扱いである。(他にも食べたいベトナムグルメがあったので)
しかし、とてもボリュームがあって満足感が半端ない。旅行中のカロリーは全てゼロ理論。
以下、3日間で食べたバインミー25のバインミー達を紹介。
1日目:チキンとアボカドのバインミー
初バインミーは無難にこのチョイス。パッケージがかわいい。写真ではわかりづらいが、パンの中にはぎっしり具材がつまっている。
肝心の味だが、美味しくないわけがない。ジューシーなチキンに滑らかなアボカド、いい塩梅の甘酢野菜に大量のパクチーとヌクマムのアクセントが、アジアっぽさをプラスしていてマジでうますぎる・・・。
パンも外はカリカリ、中はもっちりでクオリティが高すぎる。
結構疲れていたのでホテルで寝転びながら食べていたのだが(行儀悪い)、美味しすぎてめちゃ興奮した。
2日目:たまごのバインミー
分厚いオムレツが入っている。分厚い卵って、問答無用でおいしいよね。(バカの発言)
オムレツ自体もヌクマムで味付けしてあり、美味しくないわけがない。(2回目)手元のバインミーを食べ終わるのが惜しすぎて、
この時が永遠に続けばいいのに🥺🥺🥺
などと、カップルが考えるようなことを思ってしまった。(現実、そんなことを人相手に感じたことはない)
3日目:つくねのバインミー
これは衝撃を受けた。いまだに忘れられない。
帰国日、ハノイからサヨナラバイバイする前にバインミーを食べ納めたい・・・いい加減違うバインミー屋さんに行ってみるか?と、熟考したが足は自然と「バインミー25」へ向かっていた。もう道も覚えたから、容易いものだ。
メニュー表を見ながら、「ミートボール」という心躍る文字を見つけたので頼んでみたが・・・こんなに美味しいなんて知らなかったよぼく・・・。
毎度写真がわかりづらくて、昨日と同じものに見えるが全くの別物である。豚ひき肉(おそらく)を、つくね状にしたものがパンの中に挟んであり、言わずもがな野菜、パクチーとの相性が抜群。
ひき肉自体もヌクマムで味付けしてあり、もう大好き。(突然の告白)タレには少しマヨネーズがかけてあって、とにかく美味しかった。
もう一本食べたい!!!と強く思ったが、現金が底を尽きたので諦め、泣く泣く空港へ向かったが、今思えば換金して再び買いに行けばよかった。それくらいどハマりした。
まとめ
ハノイに行く機会があれば、「バインミー25」は外せない、と思う。メニューも豊富で、注文時はご丁寧にパクチーの有無まで聞いてくれる。
レバーパテが苦手な人向けに、「without Pate」というパテ抜きバインミーのメニューもあるので、色々試してみてほしい。そして、もっと日本でもバインミーが流行ればいいと思う。
(余談)福岡であのバインミーの味に再会
初ベトナム、他にも美味しいものがたくさんあったが、そのなかでもバインミーという存在は帰国してからも私の頭の中から離れなかった。また味わいたいンゴ…ンゴ…🥺という切なる思いは募るばかり。
この情熱を異性へ向けられたらどんなにいいか、だからいつまでたっても独身なんだよ。と支離滅裂な思考になりながら、バインミーのことを調べていたら見つけてしまった、専門店を。
西鉄春日原駅すぐ側にある「333 Saigon」(バーバーバー・サイゴン)というバインミー専門店。こちら、ベトナム・ホーチミンにしばらく住んでいた方が作っているので、そのまんま現地の味を再現しておられる。
そして私が恋い焦がれていた「つくね」のバインミーをメニュー内で見つけてしまい、もちろん注文。こんなところで会えるなんて・・運命なんだね🥺と本気で思いながら一口、まさにハノイで食べた味そのままだった。感動しすぎて店員さんにお礼を言ってしまった。(怖い)
もう6回くらい行っている。毎回つくねを頼んでいる。福岡県民でバインミーに焦がれているお方は、ぜひ足を運んでみてくださいませ。店内も店員さんもベトナム一色で、旅行した気分になれるはず。
333 Saigon(バーバーバー サイゴン)
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